[INTERVIEW] THE SIX SENSES:自由な芸術への旅路を歩むクリエイティブな二人のストーリー

「THE SIX SENSES」は芸術性と革新性が融合する、東京に拠点を置くサロンです。RYOSUKEさんとYUKKEさんが創り上げたこの場所は、クリエイティブな人たちが集いヘアスタイルの可能性を広げることを目指しています。このインタビューではお二人がどのようにしてサロンを開業し、どのような苦労と挑戦があったのか。そしてそれらをどのように乗り越えたかについてお話を伺いました。「THE SIX SENSES」の歴史について、まだ見ぬ世界をお楽しみください!

ー 本日はお時間をいただき、ありがとうございます!自己紹介をお願いしてもいいですか?

RYOSUKE:RYOSUKEです。今は美容室の代表と自分もプレーヤーをしています。 経歴は、大阪のル・トーア東亜美容専門学校に通って、新卒の就職で東京の「PEEK-A- BOO」というお店に入社しました。「PEEK-A-BOO」は日本ではベーシックカットがとても有名なサロンで、国内外でセミナーやヘアーショー等もやっていたので、その経験と技 術を習得して美容師としての自分のベースにしたいと思っていました。そこで9年間経験を積んだ後、2年程アメリカ(LA)を行き来して現在に至ります。

YUKKE:YUKKEです。私も大阪のヴェールルージュ美容専門学校に通い、就職は「宇宙開発美容所」というなんばのアメリカ村にある特殊系の美容室で約5年修行をして、独立する為に上京しました。
上京してからは3年程フリーランスをしました。 その後、下北沢で1人で細々とやってから現在っていう感じですね(笑) 。


ー 現在はご自身のサロン、「THE SIX SENSES」、で自由かつクリエイティブなお仕事されておりますが、お二人の子供の頃の夢、もしくは考えていた将来像を教えていただけますか?

RYOSUKE: 僕は物心ついた時から美容師になりたいと思っていました。元々の理想的な人生プランでは、今の年齢では海外に行っていたはずだけど、一度行って色んな経験を積んだ後、今は東京で独立しているのでそれはそれでとても良かったと思っています。今後はまた海外に行けるように活動を広げていきたいですね。

YUKKE: 私は美容師の夢とか野望が元々なくて (笑) 。でも特殊ヘアは10代の頃から好きでした。元々自分の髪の毛も特殊なスタイルを沢山していたので、将来は何をしようかなってな 思った時に親に「美容師になったら?」って言われて、そこから美容専門学校行こうかなと思って美容師人生がスタートしました。それまでは 美容師自体は全然考えてなかったんですが。

RYOSUKE: 僕たちは本当に正反対のタイプなんですよね(笑)!


ー でも今はお二人が同じ場所にいますよね(笑)。RYOSUKEさんは物心ついた時から美容師になりたいとおしゃっていましたが、そのキッカケは何でした?

RYOSUKE: この人に憧れて!みたいなことは無かったんですが、物心ついた時から「髪の毛を切る人」になぜかなりたかったんです。 僕の地元は大阪の端っこの小さな町だったので、子供の頃はその町の世界しか知らなくて、世界へというよりも地元で美容師をしている自分を想像していて、小学校の友達の髪の毛をカットしたりセットしてあげるマネをして遊んだりしていました。小学生時代のある日、夜寝ている時に夢を見たことがあって、その内容は、大人になって美容師をしている自分が地元で美容室をオープンしていて、友達やお客さんの髪の毛をタダで切ってあげていて「いや、それは悪いからお金払うよ!」と言われてお金をもらって商売している。そんなメチャクチャな設定の夢だったんですが、なぜかそれで生きていける自分が素直にいいなって思って、人の髪の毛を切ったりする仕事がしたいと思ったのがキッカケというより子供ではありましたが、確信になった出来事でした。なので、初めはそんなにクリエイティブな仕事をしたいとかではなかったんですが、友達や人との繋がりが好きだった事もあって、単純にそうなりたくなったんだと思います。

THE SIX SENSES」を立ち上げたキッカケについて教えていただけますでしょうか。

RYOSUKE: 海外から帰国して、少しの間フリーランスをしていました。 当時は場所を借りている状態で、場所を借りている状態だと自分が撮影したい時に出来なかったり、何をするにも誰かの確認を取らないといけないのでスピード感が遅くて…それがすごくストレスで、撮影したいと思ったらすぐに撮れる環境を作りたかったのと、コロナで東京の物件がいっぱい空いていた状況とうまくタイミングが合っていました。そして何より多分この人(YUKKE)との出会いが僕の中では大きくて、クリエイティブで尖った仕事をしながら、ここで二人のスタイルが合わさったらもっと面白いんじゃないかと感じて決意できました。

ー ちょうど良いタイミング!

RYOSUKE:ちょうど良いタイミングでしたね。その出会いもあって、コロナで物件も本当にいっぱい空いていたし、新しいスタンスで仕事をしたいなっていう思いもありました。その色んな出来事があって「海外に行かなくても、ここでもっと面白いことが出来るんじゃないか」って直感で思いました!

ー やっぱりクリエイティブで自由なスタイルでやりたい気持ちがありましたね。

RYOSUKE:自由がいいですね(笑)。

ー 先程もおっしゃったとおり、RYOSUKEさんはアメリカと日本でサロンの経験をお持ちですが、お客様や働く面で何か違いを感じましたか?


RYOSUKE:めっちゃ感じましたね。 僕は日本で働いていた美容室は悪い意味ではなく、とても日本的な風潮のある美容室だったので、いつもチームで動いている感じでしたが、僕のアメリカの師匠は一人で自由に動いている感じで、まずそれがカルチャーショックでした。こういう個人で動くス タンスで世界的な撮影やセミナーの仕事が出来るんだっていうところに大きな違いを感じました。 あとは、日本のお客様だと「こうしてほしい」という要望が結構強かったんですが、 海外だと「あなたはどう思う?」と聞かれることが多かったんで。そういうところはヘアアーティストとしては向こうの方が楽しそうかなとはちょっと思いました。

ー 海外では日本と違って、急にお客様から思っていることを聞かれて、大変でしたか?

RYOSUKE:元々任せてもらうのが好きなタイプだったからそれは良かったんですが、 英語で自分が思ったニュアンスを伝えれない時は大変でした。 でも今は画像やアプリ等があるから、なんとか上手くコミュニケーションをとって伝えていました。するとお客様は「こういう感じで。あとの細かいところはあなたに任せるわ」というスタンスで大体の人が任せてくれたから良かったです。とても楽しかったで すよ。そして今は、日本に帰ってきて少し特殊な仕事をしていることもあって、日本でも海外の時と同じスタンスで仕事が出来ているのでそれは良かったかなと思います(笑)。

ー YUKKEさんは29歳の時「PSYCHOLOGICAL」というプライベートサロンを設立されましたが、「PSYCHOLOGICAL」にいた時期について教えていただけますでしょうか?

YUKKE: 私が上京してフリーランスをしていたお店が特殊系のお店ではなかったので、そこにいるのが結構苦痛でした。自分のやりたいスタイルと全く違ったから。普通のヘアスタイルを作るお店だったので、特殊系をするお客様もそんなにいなかった。 そこで、特殊系に特化する為にとりあえず小さめのマンションっぽいテナントで始めました。でも最初は本当に知り合いとその紹介で来てくれる人しかいなかった。そこからはINSTAGRAMを頑張りに頑張って集客出来るようになりました(笑)。当時はINSTAGRAMが流行り始めていて時代も良かったかなっていう。

THE SIX SENSESはドレットやブレイズ等の特殊スタイルも発信するサロンですが、そこは最初から拘ったことでしたでしょうか?

YUKKE: そうですね。一人でやってた時もやっぱり特殊系メインで。でも、普通のカラーの人も当時はまだいて、そこからやりたい仕事を徐々に絞って、今ではほとんど特殊メインになりました。

クリエイターやアーティストが集まる空間にしたかった

RYOSUKE

ー そしてサロンを立ち上げる時、特殊系以外、その他、拘った点はありましたでしょうか?

RYOSUKE: まずやりたかったのは、クリエイターやアーティストが集まる空間にしたかったんです。 例えば、お店のBGMはレコードでも流せたり、すぐに本格的な撮影が出来る環境にしたり、小規模なパーティーが出来る様にDJブースもあったり(笑)。席も二つだけしか置いていないので、お客様をマンツーマンでしっかりと対応出来るようにしました。

ー 昔できなかったことじゃないですか!

RYOSUKE:昔できなかったこと全部入れちゃったみたいな感じはあります(笑)。

YUKKE:確かに(笑)。

RYOSUKE:クリエーターが集まって欲しいなっていうのが一番にありましたね。 今回(このインタビュー)もこうやってまた面白い人に来てもらったりしているので少しずつ理想を体現できていると思っています。

YUKKE: 写真の展示をしたりとかも。

THE SIX SENSESはミュージシャンやアーティスト、様々な印象的なお客様が多いと思いますが、一番印象的な出会いについて教えていただけますか

RYOSUKE:印象的な出会いは、お客様の全員とドラマがあったりはするんですけど、それでいうと元々CROSSFAITHのKOIEが大阪の高校の同級生で、僕が就職した美容室が東京だったのと、彼もバンド活動を東京でしてたと思うんですよ。20代前半の時はお互い上京していたけど、当時は特にお互いコンタクトも取らなくて、僕がアメリカに行った時に「頑張ってるやん!」みたいな感じでメッセージをくれて、僕も逆に彼が有名なバンドになってることを知ったんですよ。帰国してフリーランスをしていた頃に「髪の毛やってよ」っていう感じになって、そこで久しぶりの再会をしました。高校生の時はまだ制服を着てて、お互い何もなかったけど、今お互い色々な経験を国内外でして、ここでまた繋がっているっていうのは面白い出会いだと思います。

ー 偶然ですね!

RYOSUKE:CROSSFAITHは海外で活動して日本に逆輸入みたいな感じで帰ってきていて、お店で会った時に話すと凄くいい刺激をくれますね。彼は。

ー 凄く仲良くできそうな関係ですね。ちなみに、もし世界中のアーティストや著名人の中で、是非お客様としてサロンに来店していただきたいのはどなたですか。

RYOSUKE: 引退してしまったけどロッドマン!バスケのデニス・ロッドマン。派手な坊主のカラフルなカラーをしている人で、試合のたびに毎回ヘアスタイル、髪が変わってみんなそれを楽しみにしてた。ロッドマンやりたいな(笑)。

YUKKE: むず(笑)世界中でむずいな。考えたことなかったな。

RYOSUKE: GREEN DAYは?

YUKKE: GREEN DAYは好きですね。

RYOSUKE: でも、ドレッドじゃないか(笑)。

YUKKE: それこそ、私の周りはKORNが好きな人が多くて、やっぱりそっち系のドレッドの人が周りで1番人気があるので、KORNかな。やってみたいのはそういうアーティストとかですかね。世界のトップのバンドマン(笑)。

ー 話が変わりますが、夫婦として一緒に働くのは珍しいと私は感じるのですが… 

RYOSUKE: 珍しいと思います。

ー 実際はいかがでしたか?お互いの印象とか価値観とか変わりましたか?

RYOSUKE: 変わりましたね。

YUKKE: え?私は何も変わってないけど(笑) 。

RYOSUKE: そう、この人は多分変わってない。 

YUKKE:(笑)

RYOSUKE: 僕は20代の時に修行してた場所が割と厳しかったし、とても日本的なスタンスで仕事をしてきました、もちろん海外へ行ってだんだん違う考えも取り入れていく自分にはなってきてたんですけど、YUKKEは同い年なのに、自分とは全く違うとても自由なスタンスで最初はびっくりしました!例えば帰りたい時は帰るとか…(笑)。

YUKKE:ははは。休みたい時は休む!

RYOSUKE:でも逆に朝10時から夜の12時までドレッドをぶっ通しでやってたりする時もあるので、その部分は逆に凄いと思っています。自分の働き方が凄く日本的な働き方だったので、何時から何時まで決めてという感じでやってたけど、そのリズムが正しいわけじゃないんだなっていうのを気付かせてもらいました。後、お互いがやってることが違いすぎて同じようなことを多分二人でやってたら、どこかで競ってしまったり喧嘩もあったりイレギュラーもあったかもしれないです。でも、仕事内容が違うので手伝いもしないし、やっていることも違うので、それが上手くいくコツかもしれないですね!仕事中にコミュニケーションも基本は取らないので、そこもうまくやっていけるコツかもしれないですね。

ー YUKKEさんは? RYOSUKEさんと一緒に働いて、印象が変わりましたか? 

YUKKE: 変わってないかもですね(笑)。全然それまでと想像通りの感じですね。

RYOSUKE: (僕は)めっちゃわかりやすいタイプだと思うので …(笑)。

ー もし、もう一度最初からキャリアのすべてをやり直すとしたら、何かを変えたいと思うことはありますか? 例えば、「こうすればよかったのに」、それとも、「あ、それをやめたらよかったのに」。

RYOSUKE: 後悔はないですが、もしやり直せるとなったら、はじめに海外とかに行って最初から色んな国にチャレンジしに行ってたと思いますね。ヨーロッパも行ってみたかったし、ジャマイカなんかも行ってみたいですね(笑)。

ー これからまだ行けるんじゃないですか?

RYOSUKE: 行けますね。これからこのお店でしっかりとベースを作った後、僕は海外に色んなチャレンジをしに行くつもりで今は動いてます。

ー YUKKEさんは?

YUKKE: やり直すならフリーランスの3年。東京を出てきて、そんなに友達もいなかったので美容師はやってたけど、自分っぽくない仕事を結構していた時期なので、そこを省きたかったりしますね(笑)。あとは一人で独立していた3年間はやっぱり特殊系のサロンも関東にはぼちぼちあるので、その中で自分っぽいスタイルをずっと探してたので、自分らしいスタイルをもっと早くから発信出来たら、また今とはちょっと変わってたかもしれないって思う。でもやってきたことに全然後悔はないですけどね。

ー クリエイティブなお二人からして、今までのキャリアで一番苦労した時期はいつですか。そしてそれをどうやって乗り越えましたか?

RYOSUKE: 一番辛かったのは、僕は元々左利きなんですけど、初めて就職したサロンは右手しか使っちゃダメでした。 なぜかというと、セミナーをする時に先生が左利きだとわかりにくいという理由でダメでした。それまでは全てを左手を使っていた人生だったので、お箸と字を書くところから右に直しました。また、僕が最初に働いていた美容室に入社する同期達はコンテストで優勝している人達ばかりで、ただでさえその同期達と競い合うのは大変なのに右手を使ってスタートした初めの2年ぐらいはすごく苦労した時期でした。

ー 大変ですね!利き手を直す必要があることは前から知っていましたか?

RYOSUKE:調べたら分かっていたけど、入ってから知りました。

ー 初めて聞きました。海外でもそういうことはありますか?なさそうですが…

RYOSUKE:
なさそうですね…

YUKKE: セミナーを開いたり、教える側のサロンだから。私も左利きなんですけどそういう場所ではなかったので全然左で大丈夫でした。

RYOSUKE: そうそう、僕も専門学校では左でいいって言われた。

ー 今は?

RYOSUKE: 今でも右なんです。少し話がそれますが、元々左で使ってたものを全部右に直すと、右は何も知らない状態からスタートするので、変なくせもなく教えられたそのままを習得出来たので、それが今となってはとても良いことでした。 こっち(左)だといろんな自分の感覚(くせ)がついちゃってるんです。だからそういう意味でいうとすごく便利な手にはなりましたね。両利きなのですごく強い手になりました。あとは右手を使うと、今まであまり使っていなかった左脳を使っているからなのか、右手を使い始めてから凄く理論的に物事を考えるようになった気がします。 今はご飯を食べる時とか、仕事以外は全部左を使っていて、バランスよく両手を使うようにしています。 左手だけを使っていた頃と変わった部分はあるかもしれないけど今となっては本当に良かったです。しんどかったけど(笑)。

ー YUKKEさん、一番苦労した時期について教えていただけますか?

YUKKE: アシスタント時代はもちろん苦労しました。あとは、東京で独立をしたので元々働いていたお店からお客様を連れていくとかじゃな かったので、お客様もそんなに持ってないのに一人でやり始めたので、生きていくためにSNSの発信だったり、どうしたらお客様が来るかを一番考えた時期でその頃は大変でした。 やっぱり雇われていたらお客様は集客してくれたり、元々の顧客もいますが、自分のお店だと全てが自分なので生活するためにどうやっていくかを独立してからの1年目は一番考えたかもですね。

ー 今でも、自信を失ったり、方向性を迷ったりしますか。その時はどのように対処していますか?

RYOSUKE: 今でも色々迷ったりすることはあります!そんな時いつも思うのは、どんな仕事をしていても共通するかもしれないんですけど、最終ゴール、自分が本当にやりたい大きな夢を持つことかなと思います。 今まで利き手を右に直した時も、海外に行ってどうしてもビザが取れなくて一旦帰る事になった時も、大きな目標をもっていると道は変わってもゴールは変わんないんで、そういう目標があるとブレずにいれました。

ー そのゴールは?

RYOSUKE: ゴールはいつか世界で有名になれた時に世界の各国で貧しい場所に行って チャリティーのイベントを開く事です。 チャリティーだけなら今の状態でも出来るけど、例えば同じ事をリアーナとか、それぐ らい有名な人が同じ事をやると、社会に対する影響力も違うし、関わってくれる人も変わってきたりすると思うので、そういう近い人間になれた時にそれをやりたいっていうのが目標です。そのチャリティーをした中の一人でもいいから、いつか一緒に働きたいって言われるのが夢です。それが専門学校の時に思ったことです。この目標が今でもブレないでいつかやりたい事としてずっと思い続けて、そこに行くためにこれからも頑張りたいと思ってます。

ー YUKKEさんは?自信を失ったりしますか?

YUKKE:自信を失ったりは今はないですね(笑)。前まではやっぱりあったかもですけど、今は「THE SIX SENSES」になってから自分の特殊系の中でも結構やりたいスタイルをやって、それに伴ったお客様が来てくれてってなってるので、自信なくすことは今はないですね。

RYOSUKE: 彼女は面白いですね(笑)。

ー お二人のバランスが良いですね(笑)!

YUKKE:逆に全然違う夢を持ってたら対立するかもですけど、私は別にそんな突き抜 けた目標もないので応援もできる。

ー 今までの最大の功績は何だと思われますか?

RYOSUKE:雑誌で取り上げてもらった時かな。海外から帰ってきてからすぐに、日本の美容業界雑誌でカラーに特化した専門誌に個人の名前で取り上げてもらって、しかも、自分がやりたいデザイン系のカラーで取り上げてもらったことが嬉しかったですね。それが一番わかりやすい功績なのかな。これからもっとキャリアを積んでいきたいと思ってます。

YUKKE: 特殊ヘアが日本で結構マイナーなので、そんなに全国的な仕事ではないんです。でも大阪で働いていたから先輩はみんな大阪周辺で独立してて、私だけ東京にいるので働いてたお店、そしてドレッドを教えてもらった人のお客様が東京へ出てくることもあって、ドレッド受け継いだりとかするので、そういうのを任せてもらえることですかね。自分の中の功績は。

ー お二人にとって、人生で最もインスピレーションを受けている人、もしくは物は何ですか?

RYOSUKE:いっぱいいるけど、最近はharuka nakamuraっていう音楽アーティストです。すごい平和的で自然な世界観で、将来自分もそういう平和的なことをしたいと思っているので、色んなインスピレーションをもらいます。この前haruka nakamuraの曲の音を髪の毛で表現したらどうなるんだろうっていう、そういうチャレンジを自分なりにしてみたんですけど、結構難しかったんです(笑)。結果的にそんなに満足はしてなかったけど、このチャレンジをちょっと続けていきたいなと思います。

YUKKE:SNSですかね。

RYOSUKE:ざっくり(笑)。

YUKKE:日本に特殊ヘアのカルチャーがないので、自分の目で見るのも難しくて、海外のものってなったら、結局SNSになっちゃうので。

SNSは多くの人にインスピレーションを与えるツールになっていますよね。

YUKKE:
やっぱり見れないものが見れるっていう意味では。

自分っぽさを大事にしてほしいです

YUKKE

ー 現在自分の夢を持って、頑張っている方には、アドバイスをいただけますか?

RYOSUKE: 人生最大のチャレンジというほど気合を入れなくてもいいと思うけど、日々の生活の中で、ちょっとこれやった方がいいかなみたいなことを行動に移すようにするといいと思います。 あまりにも常識から外れたチャレンジってなかなか難しいとは思うんですけど、日々の生活の中で、例えばちょっとあの美術館が気になってたから見に行こうかなって思って いる時、いつもの感じで友達と遊びに行く方に流れちゃったりするところで、我慢してグっと一回そっちに行ってみると、新しい世界が意外と待ってたりするかも。 友達に誘われたパーティーで面白そうだけど、どうしようかなって思っている時に行くとか、そういうちょっとしたチャレンジを毎日続けると、多分きっと大きいチャレンジも出来る気持ちになっていくのかなと。 一気に100点を狙いにいくのではなくて、常にちょっとだけチャレンジして積み上げるみたいな感じが多分いいと思います。長続きするし。

YUKKE:自分らしさを追求することですかね。大学生の子とかがドレッドしに来て、 就職どうしようって結構言われるんですけど、ドレッド続けたいのにやっぱり就職で続ける事が出来ないケースが多いので。やりたくない仕事に合わせて自分らしくないことをするよりは自分らしくいれたほうが日々の生活の気持ちも違うと思うんで。そういう自分っぽさを大事にしてほしいです。

RYOSUKE: それが大変なんですよね!

YUKKE: 私のお客様って結構自分のやりたいことや髪型とファッションだったりする人が大半ですけど、仕事のためにそれをやめなきゃいけないっていう人もやっぱり多いです。自分っぽさを大事にね(笑)。

ー 確かに!最後にお聞きしたいのは、現在クリエイティブに活躍している一番の理由な何だと感じますか?

RYOSUKE: 日本で有名になる準備というよりは、最終的には世界行きたいと思ってい るので、海外での活動に繋がるような事をしていきたいです。 カラフルなカラーデザインなんかは、意外とSNS等で海外の人からシェアしてもらったりしています。実際アメリカでモデルさんに髪の毛してた時もみんなすごく楽しんでく れたり、すぐに他の人も面白がってやりにきてくれたりしたので、海外の活動に向けて 今はクリエーションをしているって感じです。

YUKKE:単純に自分が好きなものを作りたいだけですね。自分の好きなものを発信してたら、やっぱりそれを好きな人が集まってきてくれるので、やりたくない仕事はやりたくないので(笑)。

RYOSUKE: (YUKKEは)やりたくないこと決めるのはめちゃくちゃうまいかもしれない(笑)。

ー それは大事ですね!本日はありがとうございました。


取材、文:マズリナ・オルガ
写真:RYOSUKE & YUKKE

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