手放す事について

簡単なはずのことが、なぜか難しい。それが人間関係であれ、期待であれ、古い習慣であれ。手放そうとすればするほど、しがみついてしまうような気がします。でも、どうすれば本当にきっぱりと手放すことができるのでしょうか? 

自分に時間を与える  

何を手放そうとしているかに関わらず、手放すためにはまず自分の準備が必要です。まだきちんと精神的に処理できていないのに、無理に失恋を忘れてみても、無駄です。不健康な習慣を無理に捨てようとしても、自分が本当に変わる準備ができていないのであれば意味がありません。

まずは、まだあなたに時間が必要かどうかを自分に問いかけてみましょう。本当の変化は準備ができてから訪れるものです。まだ準備ができていないと感じたら、準備をしましょう。

手放す前に、何かを終わらせる必要がありますか?

その準備が何であれ、あなたが自分自身に望む変化のための準備をしましょう。

あなたが抱えている(手放せない)ものは一体何ですか?

あなたが手放そうとしているものが何であれ、あなたがそれを抱えていた理由があるはずです。人間関係であれば、「愛されていたい」「大切にされていたい」という感情があったかもしれません。不健康な習慣であれば、ストレスへの対処法だったのかもしれません。自分が抱えていたものは一体何なのか、その理由を探ってみましょう。もしかしたら、別の方法で同じように感じることができるかもしれません。例えば、友人や家族に愛されることによって対処できるかもしれないし、ストレスを泡風呂などで解消できるかもしれません。

無理に手放せなくてもOK!

自分が感じていないものを無理に感じることはできません。ですから、まず、まだ手放せないという事実を受け入れてください。そして、自分が感じた感情をネガティヴに判断しないでください。ネガティヴは自分を否定する感情を生むのですが、あなたはそれ以上自分を否定する必要はありません。

手放すより、ほっときましょう

物事を手放すときの素晴らしい例えは、その言葉を「ほっとく」と言い換えることです。手放すことは、今までしがみついていたものを失うように感じることがよくあります。手を開いて大切なものを落とすようなものです。何か理由があって握っていたはずなのに、それを落とすことでコントロールを失うような感覚です。しかし、ほっとくということは、手に何かを持っていて、手のひらを上にして、ただ手を開くだけでいいのです。何も落ちません。あなたが苦しんで抱えていたものは、時間が経てばそれは勝手に消えていくでしょう。

忘れてはいけないのは、あなたが何を手放そうと(ほっとく!)、あなたの人生や過去からそれを否定する必要はないということです。それが何であれ、目的があったのですから、いつでも過去の自分を振り返って思い出すことができるでしょう。そして、もし辛い記憶であったとしても、どんな困難も乗り越えられるのですから、証明となり、それは素晴らしいことです。

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